平素より、徳島県立あすたむらんどをご利用いただき、誠にありがとうございます。この度の改善措置について、皆様にご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
このたび、基本協定書に定める成果目標のうち、使用料収入が目標を満たさないためという事由により改善措置を通知されました。これは、人気アトラクション「吉野川めぐり」の運休における使用料収入の減少に伴うものですが、ここに経緯と事実をご報告申し上げます。
※使用料収入:あすたむらんどにおける「使用料収入」は、子ども科学館、プラネタリウム、吉野川めぐりの利用による収入であり、得た収入は毎月2回、徳島県に納付しています。
■ 運休の経緯と対応について
令和6年4月12日、定期点検において施設の一部に安全上の懸念が確認されました。これを受け、利用者の皆様の安全を最優先に判断し、徳島県と協議のうえ、翌日令和6年4月13日より、やむを得ず長期の運休と修繕工事を行うことといたしました。
思わぬ故障により、上記アトラクションの利用が多い春夏の期間、半年もの間運行できず、利用者の皆様にご不便をお掛けすることとなり、また誠に残念ながら、この間は使用料収入を得ることができませんでした。
修繕工事に関しては、不可抗力によることから徳島県主導のもと、修繕業者選定や部品の製造等に多くの時間を費やす結果となりました。
■ 運行再開について
令和6年11月1日、「吉野川めぐり」は運行を再開しております。
■ 収入目標未達の見解の相違について
今回の長期運休により、当該年度の使用料収入実績が目標額を下回る結果となりました。この件に関して、当社としては指定管理者に責任がない事案であることから、早期より県に対して収入目標の見直し(減額)の協議を要望しておりました。
結果として、一部減額は認められたものの、実際の影響期間(令和6年4月12日~令和6年10月31日)全体ではなく、工事期間(令和6年7月10日~令和6年10月31日)に限定された減額となり、十分とは言えない対応にとどまりました。
弊社としては半年間の運休に対して、なぜ半分の3ヶ月程度しか利用料の免除が認められないのか、説明を求めて参りましたが、徳島県からは納得のいく説明をいただいてはおりません。
弊社との間で十分な協議がなされないまま、いきなり年度末になって、3ヶ月分だけ認めると通達があり、弊社としても困惑していた次第です。
■ 最後に
令和7年度に入り、すでに7万人以上の方にご来場いただいており、GWには4万人のお客様に楽しんでいただきました。
私たちは、引き続き安全かつ快適な施設運営に努めるとともに、より一層の信頼向上に努め、お客様の安全・安心、幸福のためにサービス向上に貢献して参ります。
今後とも、あすたむらんど徳島をよろしくお願い申し上げます。
令和7年5月14日